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ATHENA SECURITY 

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夜間の現場で事故が増える原因|見落としを減らす警備の考え方

夜間の現場で事故が増えやすい理由

 
夜間は昼と同じ場所でも、危険の形が変わります。
いちばん大きいのは「見えにくさ」と「判断の遅れ」が同時に起きることです。
運転者も歩行者も情報が少ない状態で動くため、気づいた時には距離が近い。
そこから急ブレーキや急な進路変更が起きやすくなります。
 

見えないのは物だけじゃない

 
暗いと、段差やカラーコーンなどの物が見えにくいと思われがちです。
ですが実際は、人の動きも読みにくくなります。
 
・歩行者の服装が暗い
・自転車が無灯火
・反射材がない
 
こうした条件が重なると、存在に気づくタイミングが遅れます。
 

「いつも通り」が通用しない

 
夜は交通量が少なくなることもあります。
その結果、車がスピードを出しやすい。
加えて、周囲が暗いと距離感が狂いやすい。
運転者の集中力も落ちやすい。
昼の感覚で誘導すると、想定より早く車が来てしまうことがあります。
 

音に頼るとズレる

 
夜は音がよく聞こえる分、エンジン音や足音だけで判断しがちです。
ただ、風向きや建物の反響で方向が分かりにくいこともあります。
音は補助と割り切り、目での確認を優先する意識が必要です。

よくある事故パターンと見落としポイント

 
夜間の事故は「見えない」だけでなく、「見えているつもり」が原因になることがあります。
起きやすい場面を知っておくと、先回りの対策が取りやすくなります。

パターン① 出入口での接触


工事現場や施設の出入口は、車と歩行者の動きが交差します。
夜は出入口の位置が分かりにくく、急に曲がる車が出やすい。
歩行者も車の動きを読みづらい。
出入口付近は特に手前から注意喚起して、動きの予告を早めに出すことが大切です
 

パターン② バック車両の巻き込み


夜間のバックは、ライトの眩しさで周囲が見えにくくなります。
バックモニターがあっても死角は残ります。
誘導側が「車の後ろに入らせない動線」を作る意識が重要です。
声かけだけに頼らず、立ち位置で物理的に近づけない状態を作ります。
 

パターン③ 片側交互通行の誤認


暗いと合図が伝わりにくい。
反対側の車のライトで誘導灯が見えにくい。
こうした状況で、運転者が「行ける」と誤認しやすくなります。
合図は大きさよりも分かりやすさが大切です。
誰に向けた合図かを明確にして、止める時は迷いが出ないように一貫した動作にします。
 

パターン④ 歩行者の飛び出し


夜は歩行者も周囲が見えにくいので、車が来ていないと思って動くことがあります。
特に横断地点が不明確な場所では起きやすいです。
誘導では「歩行者が立ち止まりやすい位置」を作り、短い言葉で案内します。
焦らせない伝え方が結果的に安全につながります。
 

見落としを減らすための警備の工夫


夜間は「危険を見つける」よりも「危険が生まれにくい形に整える」ことが効きます。
現場の条件に合わせて、次のような工夫を重ねると事故の芽を減らしやすくなります。

先に止めるより先に整える


止める合図は強い行動です。
夜間はその強さが逆に混乱を生むことがあります。
手前から進路を示す。
速度が落ちる位置を作る。
迷いを作らない導線にする。
こうした整え方ができると、止める回数自体が減ります。
 

合図は早めに出して余裕を作る


夜間は相手の反応が遅れやすいので、直前の合図は危険です。
誘導灯や手の動きは早めに出し、相手が理解する時間を確保します。
通す時も同じで、急に通すと車が勢いづく場合があります。
一定のリズムで落ち着いて誘導します。
 

立ち位置で安全距離を守る


夜は距離感が狂いやすいので、近い位置での誘導はリスクが上がります。
見られる位置に立つことは大切です。
同時に、近づきすぎないことも大切です。
車の進路と自分の逃げ道を確保し、常に余裕のある位置を選びます。
 

照明と反射を味方にする


夜間は「見えるようにする」だけで変わります。
反射材は小さくても効果が出ます。
誘導灯の向きも重要で、相手の視界に入る角度にすることで伝達が早くなります。
ライトの眩しさで見えにくい場面では、角度を少しずらすだけでも改善することがあります。
 

声かけは短く柔らかく


夜は相手も不安になりやすいです。
強い言い方は反発や焦りを生むことがあります。
「こちらへどうぞ」
「少しお待ちください」
このように短く伝え、落ち着いたトーンで案内します。
声かけと同時に立ち位置で進路を示すと、理解が早くなります。
 

情報共有で抜けを作らない


夜間は小さな変化に気づきにくい分、共有の質が安全に直結します。
・危険箇所
・通行量の変化。
・近隣からの申し出。
こうした情報は、早めに関係者間で揃えておくと判断がぶれにくくなります。
 

まとめ


夜間の現場は、見えにくさが原因で判断が遅れ、事故につながりやすくなります。
だからこそ、手前から整える誘導。
 
・早めの合図
・安全な立ち位置
・見える工夫
・短い声かけ
 
この基本を積み重ねることが、見落としを減らす近道になります。

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